いきなりですが、ピアノを購入しました。
ピアノと言っても電子ピアノですが、アップライトピアノと遜色ない逸品でした。
今回は、ピアノ購入に至った経緯と、選んだピアノについて、選んだポイントなどを紹介しながら、実際に使用した感想もあわせて書いていきたいと思います。
ピアノの購入を考えるタイミング
ピアノを購入するというとなかなかの大きな買い物ですよね。相当な理由がない限りは二の足を踏んでしまうと思います。
わが家の事情はというと、この3点のポイントで踏ん切りました。
・3歳の息子がピアノに興味を示している
・ママも昔習っていたピアノを再開したい
・全くの素人のパパもピアノに挑戦したい
息子が音の外れたおもちゃのピアノに興味を持ち、毎日少しずつ音階も覚えて、数曲マスターした頃、「このズレた音程で音感が備わってしまったらどうしようかな?」と思ったのがきっかけです。
そう簡単に音感は身につかないでしょうけれど…
毎日必ずおもちゃピアノのスイッチを入れては、コツコツ練習を続ける息子の姿を見て、その姿があまりに健気で、ピアノ購入を考え始めました。
私も元々ピアノを弾くのが好きで(下手の横好きってやつです)、いつかわが家にもピアノを置きたいなぁと思っていました。
ただ、私が弾くとなると夜の時間帯が多くなるので、ヘッドホンや、音量調節のできる電子ピアノを選ばざるを得ません。
たまたま訪れたショッピングモールに楽器屋さんが入っていて、今はどんなピアノがあるのかな?と電子ピアノを中心に物色しながら、気になる数点を試弾させてもらいました。
そこでの驚きポイント!
- 電子ピアノのクオリティが格段に上がっている
- 多彩なスペックが凄すぎ
- 価格帯が幅広すぎ
先ず、そのクオリティの高さに度肝を抜かれました。
主には「音質、鍵盤のタッチ」でした。
もともと私の実家にもヤマハの電子ピアノ(クラビノーバ)があったのですが、鍵盤を下す感覚が全くと言っていいほど違っていた。
たとえて言うなら、昔のピアノの鍵盤は生ピアノ風でただただ重さだけを真似た鍵盤だったのに対し、昨今の電子ピアノ(価格帯にもよりますが)まさに生ピアノを弾いているかの如く、適度な重みがあるものの、実際に弦を弾いているかのような底つき感(こんな表現で伝わるかな)、そして鍵盤の戻りも早く、素早い弾き方にも難なく対応できる感じ。
音についても、ピアノの音だけでもいくつも音色が搭載せれていて、各メーカーそれぞれ特色を発揮していました。何十曲、メーカーによっては何百曲も準備されているデモ曲の多さにも驚かされました。
脱帽です。
一瞬、浦島太郎な気持ちになりつつも、完全に魅了されました。
まだまだ魅力はあふれ出て、Wi-Fi接続することで、Bluetooth機能を使用することができる機種もありました。
そうすることで、専用アプリを用いて遠隔操作ができたり、ピアノの高音質なスピーカーから好きな音楽を流すことも可能です。
ここには夫も喰いつきました! リビングにピアノを置く想定で、ハイクオリティのスピーカーが同時にわが家に来る具体的なイメージが夫の購入意欲も搔き立てたようでした。
しかし、電子機器の発展は目覚ましいですね。
そして、最も気になる価格のお話。
正直、「え!こんなに安く買えるの?」という驚きと「え!こんなに高価なものまで?」という驚き、両方の驚きがありました。
安価なモデルでは6万円台くらいから、高価なものになると100万円を超える機種まで・・・
(ちなみに、我が家の予算は20~30万円台でした。これでもかなり奮発しています。)
試弾した印象ですが、私の趣味とこれから始める息子と夫のピアノとしては最上位機種でなく、そこそこの上位機種でも勿体ないくらいだと感じました。
それなら、何とか予算範囲内で納められそうでしたし、持ち帰ったカタログとにらめっこしつつ、試弾したタッチを忘れないようにメモし、選定に移りました。
主なメーカーと購入対象機種
ここで、簡単に主な電子ピアノメーカーと、わが家の予算に合った機種を具体的にご紹介します。
先ずは各メーカーとその特徴について島村楽器さんがまとめて下さっていますので以下引用させていただきます。
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メーカー | 特徴 |
---|---|
ヤマハ | 言わずと知れた国内最大手楽器メーカー。 音源にもヤマハ最高峰グランドピアノの音を収録しています。 すっきりとしたクリアな音色が特徴。 レッスンモデルの「クラビノーバ」シリーズのほか、 本物のピアノと同じ鍵盤アクション構造を搭載した「ハイブリッドピアノ」が人気です。 |
カワイ | 海外でも人気の高い、大手国内楽器メーカー。 カワイグランドの重厚感のある低音とキラキラした高音が特徴です。 特に鍵盤にこだわりがあり、白鍵だけでなく黒鍵も木製にしているモデルがあるのは カワイの大きな魅力。 タッチもかなり重めにつくられています。 |
ローランド | 電子ピアノでは最も長い歴史を持つ、日本が誇る電子楽器専門メーカー。 電子ピアノがアコースティックピアノのような振る舞いをする為の最新技術・ ノウハウがあります。現在モデリング音源を採用している唯一のメーカーです。 伸びやかな音で表現力に定評があります。 立体音響も手掛けている会社なので、小さい音やヘッドホンで聴いた時の 音の立体感、強弱変化はNo.1です。 伴奏やBluetoothなど楽しい機能が充実しています。 筐体がコンパクトなモデルが多いことも特徴です。 |
カシオ | キーボードでは物足りないという方に絶大な人気を誇るCASIO。 コンパクトなデザインやリーズナブルな価格帯が多いのも魅力。 シャープではっきりした音が特徴です。 上位機種「Celviano」シリーズは世界屈指のピアノブランドとコラボレーション しており、本格派ピアノをお探しの方にも注目度の高いメーカーです。 欧米では楽器メーカーとしてしっかりと地位を築いています。 |
コルグ | 日本のメーカーです。昔は京王技研を名乗っていた電子楽器メーカーで、 シンセサイザーは世界的にも一目置かれています。 現在はリーズナブルな価格の電子ピアノが充実しています。 趣味で弾く方にも人気のメーカー。 どのモデルもコンパクトですが、明るくて力強い響きです。 モダンでお洒落なデザインが多いのも特徴です。 以前はハイグレードモデルまで作っていました。アップライトピアノやグランドピアノの後付け消音ユニットも有名です。 |
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上記メーカーの中で、選定の対象としたのは、 ヤマハ(YAMAHA) 、 カワイ(KAWAI) 、 カシオ(CASIO) 、の3社でした。やはりアコースティックピアノ(これまで生ピアノと表現してきたもの)を生産されているメーカーのものを購入したいという思いは強くて、ヤマハとカワイは対象にしました。
カシオはというと、ある機種がとにかく存在感があり、口コミの評価も高く、その内容からは安すぎるのではないかという価格設定のため選定入りしました。
と、偉そうに言っていますが、結局直感的な選定でした。
では、まず、そのカシオの存在感ありすぎな機種からご紹介。
この記事を読んでくださっている方は、少なからずピアノに興味をお持ちだと思いますので、きっと既にご存じと思いますが…
こちら
カシオ:GP-1000

こちらもう1ランク下にGP-510という機種があるのですが、数万円しか変わらないので正直迷うレベルです。
スペックの違いについてはこちらで詳しく説明されています。
とにかくルックスがハンサムでハイセンス。あのC.ベヒシュタイン社とのコラボ機種ということもあって、神々しいゴールドプレートが重厚感を醸し出しています。
これがリビングにドーンと置かれていたらカッコいいだろうなぁと思い、最終2択まで迷った機種でした。
ナチュラルグランドハンマーアクション鍵盤が採用されていて、アコースティックピアノの鍵盤アクションをそのまま搭載されているので、そのタッチは言うまでもなく大満足間違いなし。私も試弾させていただいてとても驚きました。
このクラスの電子ピアノは大体がこのようなハンマーアクションが搭載されているので、大差ないな、と感じました。
あとは、好みでしょうね。
次に
ヤマハ:NU1X

こちらもやはり、アップライトピアノアクションを搭載。コンパクトで洗練されたデザインが印象的でした。
ヤマハというだけでその安心感と安定感は保証されそうですよね。
余談ですが、このNU1Xの上位機種に N3X というのがあるのですが、とにかくめちゃくちゃ格好良くて、いつかこれを買いたいと思ってらっしゃる方も多いと予想します。まさにミニグランドピアノのような風格。
コレなんですが、素敵でしょう? 本題からそれてでも乗せたかった。あぁ、素敵!

最後に
カワイ:CA99

上の2機種をおさえてタッチの心地よさでトップに躍り出た機種でした。白鍵の象牙調の感触と重めだけれど、心地よい戻りにキュンでした。
また、ルックスもローズウッド調の何とも奥ゆかしい雰囲気の中にもささやかなゴールドが気高さをプラスしています。、他の2機種とは一線を画す存在感でした。内臓曲も、私の好きな曲ばかりで、更に息子が喜びそうなアニメやディズニー、童謡もあり、痒いところに手が届きます。
ピアノに求める絶対条件
人それぞれ、家庭によってもピアノに求める条件は違うと思います。ですので、参考になるかどうかはわかりませんが、私たちの絶対条件(選定条件)はこの3点でした。
- 弾き心地の良さ (タッチの良さ)
- 操作性 (3歳児が使うのでわかりやすいもの)
- 意匠性 (インテリアとの相性)
弾き心地については、最後はとにかく買う人の好みだと思います。ある程度ピアノの経験があって、アコースティックピアノの感覚を知っている人なら、無意識にその弾き心地に近いものを選ぶことになるでしょうね。
私もかつて習っていたお教室のピアノの感覚や、音楽の授業終わりに遊びで弾いたグランドピアノのその感覚を元に選んでいました。
操作性は、とにかく分かり易くて簡単。それに尽きます。子供が操作するので、直感的に操作できるタッチパネルなどは凄く魅力的に映りました。
あとは、これ結構大事な、インテリアとマッチするかどうかという点。ピアノそのものがとても煌びやかであっても、インテリアの中で悪目立ちしたり、浮いてしまうのは個人的には好きではありません。
ピアノ室があるようなお家であれば、そんなに気にすることではないかもしれませんが、何せ、わが家はリビング置きなもんで… 気になるのです、他の家具たちとの調和…
総合的に考え、家計とも相談した結果
↓ ↓ ↓
わが家のピアノはこれに決定
選んだのは コレ!!
条件に完全マッチしました。


おかげさまで、現在わが家のリビングの片隅に鎮座されておられます。
優しいローズウッド調のカラーが、周りのインテリアとも調和し、重圧感、圧迫感がありません。
息子はというと、幸い飽きることなく毎日蓋を開いては、おぼつかない指先で頑張って弾いてくれています。
自動演奏させて歌ってみたり、遊びながら音楽に触れてくれているので、本当に購入してよかったなと思います。
楽器屋さんで実際に触ってみてから、ネットで購入する方法だと、ポイント還元率の高い日に購入するなどして、大幅に購入価格を下げることも可能です。
本当にお気に入りのピアノなので、また、カワイCAシリーズに限定した記事も書いてみたいなぁと思います。
長文駄文、最後までお読みいただき、ありがとうございました。


